今年5月より始まった日経225オプションminiをやってみました。
元々のminiで無い方の通常の日経225オプションでも、感じていたのですが、日経225オプションをやる参加者が少ないです。miniはもっと参加者が少ない。なので、注文を入れてもなかなか約定しないという事もあります。
現在値に近い価格で注文入れてもなかなか約定してくれない事も、多いです。
今年5月に日経225オプションminiが出来るようになり、徐々に参加者は増えて来てるものの、日経225先物のようには、売買が簡単に成立しない事も多かったです。
買いたい価格より離れた価格で、ポジションを持つしかない事もありました。
一つのポジションを持つ戦略だとまだいいのですが、複数のポジション、たとえば、3つのポジションを持つ事で一つの手法が完成する場合、2つ注文は成立したが、1つの予定していたポジションが約定せず、どうしたものか、迷って、どうにもならず。手法が成立しないこともありました。
それから、ロスカットの逆指値注文が約定しない事がありました。
その時やっていた手法は、スキャルやデイトレでは無く、数日保有する手法で、セッションをまたぐ方法。
ある日のナイトセッションで、日経225指数が、暴騰しました。
当時私は、コールの売りポジションを持っていて。
『あ~あ、こりゃあ、ロスカットになるわ』と、覚悟していました。
しかし、翌日、保有中のポジションを見てみると、あれ?まだロスカットされていない。
なんでだろう???とっくに逆指値を通過してるはずなんっですけど?
しかも、ロスカットになるべき損失額より、さらに大きな含み損をかかえて、そのポジションはそこに残っている。
よく見てみると、ロスカットの逆指値の数値を超えて、ギャップアップでセッションが始まっているからだった。
さあ、これはどうしたものか?
ロスカット注文を入れる時、価格がその逆指値数値以上になったら、成行で決済するか、指値で決済するか選ぶ必要がありますが、私は、指値決済を選んで、逆指値と同じ価格の指値を入れていました。
それで、ギャップアップで、その価格を飛び越えてしまって、こんな事態になっているのです。
これじゃあ、ロスカットを入れて無いのと同じ状態。危険な状態ですよね。
ロスカットの逆指値を入れる時に、成行を指定すべきだったのかもしれません。
しかし、日経225オプションは、売りと買いの価格差が大きく広がったりする。
日経平均値より離れたところの権利を売買する時、たとえば、300のプレミアムで買ってポジションを持ってたとする。その後、ロスカット値を200まで下がったら成行で売り決済と注文入れてたとすると。相場に近い価格で買い注文を入れている人が無く、最低価格1で買い注文を入れている人がいたとしたら、1で約定してしまうという事になりかねない。そうなったら、299の損失(通常のオプションなら、¥-299,000円、miniオプションなら、-29,900円)
怖いですね。
そう考えると、ギャップアップやギャップダウンで、損切のロスカット値を超えてしまった場合は、次のセッションが始まる前に、寄付き決済の注文をいれておくか、相場が開いたら手動で決済するようにすべきだと思います。
日経225先物でも、ギャップアップやギャップダウンも有りますが、取引参加者も多いので、成行注文でも変に遠い安値で約定したりしないので、大丈夫だと思います。
他にも、225オプションをやって見て分かった事は、プレミアムで儲ける手法の時、現在値の日経225価格(ATM)より、遠く離れた価格の権利を売買する場合。遠く離れた権利を買ったら、売るに売れない状況があると言う事です。買ったら売りの決済をしないといけないのですが、あまりに遠い権利価格なので、それを買ってくれる人が居ないと言う事態になる事があります。
プレミアムの価格は、SQ日にゼロになります。なので、買い手が居ないと、決済出来ず。あきらめてSQ日に全額
損失を受け入れる覚悟をするか、出来るだけ早い日程で決済するように対処しないと行けないです。
日経225オプションは、やってみないと分からない事も沢山あり
まだまだ、勉強と研究を繰り返す必要があります。日経225オプションには、いろんな可能性を感じているので、頑張って学び、皆様に、良い情報を伝えたいと思います。
今回の話は、私の説明が下手で、日経225オプションをやっていない人には、もしかしたら、意味が分からなかったかもしれません。何となく、日経225オプションは、約定が難しい事が有るんだなって事が分かってもらえれば良いかなと思います。
またいつか、上手く説明出来るようになったら、書きますね。
コメントフォーム